独占溺愛~クールな社長に求愛されています~
「詩穂に連絡させるから、十五分ほど待ってください」
そう言って蓮斗は通話を終了した。スマホをキッチンカウンターの上に置き、詩穂を肩に担いだまま歩き出した。ベッドルームのドアを開けて、詩穂をベッドに座らせ、立ち上がろうとした詩穂の肩を両手でぐっと押さえる。
「なによ」
詩穂は怒りを込めて蓮斗を見上げた。
「ミズ・マクブライトに会ったんだな?」
「会った。私は彼女の『代用品』だって言われた」
「彼女、そんなことを言ったのか」
詩穂は蓮斗を睨んだ。
「『代用品にしては、趣味が悪すぎる』とまで言われたんだよ! 悪かったわね! いくら彼女がアメリカにいて寂しかったからって……ふざけないでよっ。彼女に好きだって言ったんでしょ? どうぞ彼女をここに呼べば。私、出ていくから。荷造りも済ませたし」
詩穂は立ち上がろうとしたが、肩を押さえる蓮斗の力が強くて無理だった。
「離してよっ」
蓮斗の両手首を掴んだとき、蓮斗が詩穂の方にぐっと体重をかけた。詩穂はバランスを崩してベッドに仰向けに倒れ、蓮斗が彼女に覆い被さる。
そう言って蓮斗は通話を終了した。スマホをキッチンカウンターの上に置き、詩穂を肩に担いだまま歩き出した。ベッドルームのドアを開けて、詩穂をベッドに座らせ、立ち上がろうとした詩穂の肩を両手でぐっと押さえる。
「なによ」
詩穂は怒りを込めて蓮斗を見上げた。
「ミズ・マクブライトに会ったんだな?」
「会った。私は彼女の『代用品』だって言われた」
「彼女、そんなことを言ったのか」
詩穂は蓮斗を睨んだ。
「『代用品にしては、趣味が悪すぎる』とまで言われたんだよ! 悪かったわね! いくら彼女がアメリカにいて寂しかったからって……ふざけないでよっ。彼女に好きだって言ったんでしょ? どうぞ彼女をここに呼べば。私、出ていくから。荷造りも済ませたし」
詩穂は立ち上がろうとしたが、肩を押さえる蓮斗の力が強くて無理だった。
「離してよっ」
蓮斗の両手首を掴んだとき、蓮斗が詩穂の方にぐっと体重をかけた。詩穂はバランスを崩してベッドに仰向けに倒れ、蓮斗が彼女に覆い被さる。