俺様上司が甘すぎるケモノに豹変!?~愛の巣から抜け出せません~
「ちっ……違っ……!」
ぶんぶんと首を横に振りながら、顔が真っ赤になってしまう。
別に抱いて欲しいわけじゃなくて、ただ周防さんに女として魅力を感じてもらえなかったのが悲しかっただけだ。……あれ? でもそれってつまりは抱かれたかったってこと?
「違うのか?」
まるでこちらの心を読んだみたいに、周防さんが私の頬を両手で包み顔を近づけてくる。
「わ、分かんない……」
もう頭が混乱しすぎて素直に白旗を上げれば、周防さんは「馬鹿」と小さく呟いてから唇を重ねてきた。
「ん……ん、っ、ぅ……んん」
いきなりの深いキス。唇を割って強引に進入してきた舌は口腔をマーキングみたいにあちこちねぶり、私の舌に自分の舌を押しつけて絡ませることを強要する。
「ふ……ぁ、あ……」
拙いながらも絡めようと舌を伸ばせば、周防さんはそれを舌で撫で、吸い、甘噛みをして遊んだ。重なり合う唇の隙間から卑猥な水音が漏れ、乱れた呼吸の音と一緒に耳に届く。
周防さんとキスは何回もしたことがあるけれど、こんなにいやらしいキスは初めてだ。
息を乱しながら周防さんは私の舌も唇も歯列も、食んでねぶっていく。まるでお腹をすかせたオオカミが、私を食べつくしてしまおうとしているみたいに。