「母さん、終わったよ。」
「ありがとう、パク。」
ランプに照らされたパクの顔を見て、ロドは驚いた。パクの表情が、あまりにも父親であるテミロに似ていたからだ。
―――あなた。気がつけば、パクもこんなに大きくなりましたよ。
目頭が熱くなった。しかし、それを感じさせる事なくふたりは食事をはじめた。
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