先輩手に入れます!

確かに、私は先輩の事を
避けてたけど、嫌いになった訳じゃない。

先輩との未来を見られるのなら
乗っかりたいし、何より嬉しい。

こんなにも大好きな先輩の
隣にいられるのだから
全てを投げ捨ててもいいはずだ。

瀬那「もういい、やめろ。」

雫「何がですか?」

瀬那「見失うな。お前を。」

雫「見失ってないです!
先輩が私と一緒に暮らしたいって
言ってくれるなんて奇跡ですよ!
先輩の気が変わらない内に
荷物、全部運んじゃいましょうよ!
じゃないと、また...先輩の
気が変わったら...私は...」

先輩の言う通り。今の私には
どれが本物の自分かが分からない。
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