転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
ニイファは目立つ存在ではないのだが、長い間ヴィオラを心よく思わない人達に囲まれた中で、ヴィオラを守りながら生活してきた。
そのためか、人の懐にするりと入り込むのが上手らしいということは、この国に来てから気がついた。皇妃の侍女達とも、良好な関係を築いているようだ。
午前中はのんびりと予習復習をして、アラムのところに行く前にレシピ本を見ておこうと立ち上がったところで、リヒャルトからの使いが来た。
昼食後、出かけないかという誘いだ。どこに出かけるつもりなんだろう。
(……でも、リヒャルト様からのお誘いなら嬉しい)
断るなんて選択は、ヴィオラにはなかった。
「防寒はしっかりしてくるようにとのことでしたから……この間、皇妃様からいただいたコートをお召しになるといいでしょう。あとは手袋と、マフラーと。身体を冷やしてはいけませんから、スカートの下にも厚手のズボンを履いたほうがよろしいでしょうね」
リヒャルトは昼食をとりながら、家臣達と会議があるらしい。それが終わるのを待って、迎えに来てもらうことに決めた。
ニイファが用意してくれたのは、茶色の外出用ドレスだ。
それから、皇妃からプレゼントされた明るい茶色のコート。襟元と袖口に、赤く染められた毛皮がついているのが可愛らしい。茶色でふわふわの毛皮の帽子までかぶせられ、耳当てもつけられる。
首にはニイファが編んでくれた赤いマフラーをぐるぐると巻いて、同じくニイファが編んでくれたお揃いのミトンを手にはめた。
そのためか、人の懐にするりと入り込むのが上手らしいということは、この国に来てから気がついた。皇妃の侍女達とも、良好な関係を築いているようだ。
午前中はのんびりと予習復習をして、アラムのところに行く前にレシピ本を見ておこうと立ち上がったところで、リヒャルトからの使いが来た。
昼食後、出かけないかという誘いだ。どこに出かけるつもりなんだろう。
(……でも、リヒャルト様からのお誘いなら嬉しい)
断るなんて選択は、ヴィオラにはなかった。
「防寒はしっかりしてくるようにとのことでしたから……この間、皇妃様からいただいたコートをお召しになるといいでしょう。あとは手袋と、マフラーと。身体を冷やしてはいけませんから、スカートの下にも厚手のズボンを履いたほうがよろしいでしょうね」
リヒャルトは昼食をとりながら、家臣達と会議があるらしい。それが終わるのを待って、迎えに来てもらうことに決めた。
ニイファが用意してくれたのは、茶色の外出用ドレスだ。
それから、皇妃からプレゼントされた明るい茶色のコート。襟元と袖口に、赤く染められた毛皮がついているのが可愛らしい。茶色でふわふわの毛皮の帽子までかぶせられ、耳当てもつけられる。
首にはニイファが編んでくれた赤いマフラーをぐるぐると巻いて、同じくニイファが編んでくれたお揃いのミトンを手にはめた。