転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「……タケル様」
入ってきたタケルの顔を見て、ヴィオラはどうしたものか迷ってしまった。あれ以来、タケルと顔を合わせるのは初めてだ。なんだか居心地が悪い。
「母上が帰って来たぞ」
「……もう?」
ヴィオラがこの国に来た時には、片道一カ月ほどかかった。夏が終わりに向かう期だったから当然雪はなく、今よりも楽な旅路だった。
だが、ヤエコはこの雪の中、ひと月半で往復したのだという。いったい、どうやって移動したのだろう。
「雪が降っているから、もっと時間がかかるかと思っていました」
「ああ、母上は船を使ったからな。その方が速かったらしい」
「……船?」
船で移動するという考えは、まったくなかった。どうやって船を使ったのだろうと首をひねっていると、タケルがリヒャルトに目を向ける。
「リヒャルト、地図はないか」
「持ってこさせよう」
「あ、あと、俺もそれ食いたい。汁粉だろ?」
「すぐにご用意いたします」
汁粉がほしいというタケルの要望に、ニイファが素早く立ち上がった。急ぎ足でサンルームを出ていく。
はふはふとヴィオラが汁粉の器を空にしている間に地図が用意され、タケル用の汁粉をトレイに乗せたニイファが戻ってきた。
入ってきたタケルの顔を見て、ヴィオラはどうしたものか迷ってしまった。あれ以来、タケルと顔を合わせるのは初めてだ。なんだか居心地が悪い。
「母上が帰って来たぞ」
「……もう?」
ヴィオラがこの国に来た時には、片道一カ月ほどかかった。夏が終わりに向かう期だったから当然雪はなく、今よりも楽な旅路だった。
だが、ヤエコはこの雪の中、ひと月半で往復したのだという。いったい、どうやって移動したのだろう。
「雪が降っているから、もっと時間がかかるかと思っていました」
「ああ、母上は船を使ったからな。その方が速かったらしい」
「……船?」
船で移動するという考えは、まったくなかった。どうやって船を使ったのだろうと首をひねっていると、タケルがリヒャルトに目を向ける。
「リヒャルト、地図はないか」
「持ってこさせよう」
「あ、あと、俺もそれ食いたい。汁粉だろ?」
「すぐにご用意いたします」
汁粉がほしいというタケルの要望に、ニイファが素早く立ち上がった。急ぎ足でサンルームを出ていく。
はふはふとヴィオラが汁粉の器を空にしている間に地図が用意され、タケル用の汁粉をトレイに乗せたニイファが戻ってきた。