転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「ちょうどミナホ国からの船があったからな。それで、一度海に出た」
「……それで?」
タケルの指が、テーブルの上に置かれた地図を大陸の線に沿って北上していく。
「それで、ノレイン国の港に入った――あとは陸路だ。ノレイン国から行くと山越えがないから楽になる。その分、時間を短縮できたというわけだ」
「そうすると、ずいぶん時間を短縮できるのね!」
一見遠回りのようにも思えるけれど、大陸の東側にある海は、冬でも凪(な)いでいることが多いらしい。ヤエコ達が船に乗ってミナホ国から来たというのも、凪いでいるからこそ可能だったことだ。
「俺も考えていなかったな。陸を行くのは大変だろうと思っていたが……そうか、海か」
リヒャルトも素直に感心した。リヒャルトならばどうするだろう。少数精鋭で一気に駆け抜けることを選ぶだろうか。
「――それで、イローウェン国王に話をしようとしたら」
タケルはむっとしたような顔になって続けた。
「オストヴァルト帝国の皇太子との縁談が持ち上がっているから、すぐには答えられないと言われたとさ――船なら先にいけると思ったのに、どんな手を使ったんだよ」
むっとした様子のタケルと比べると、リヒャルトの方はまだ余裕があるようだ。
「……それで?」
タケルの指が、テーブルの上に置かれた地図を大陸の線に沿って北上していく。
「それで、ノレイン国の港に入った――あとは陸路だ。ノレイン国から行くと山越えがないから楽になる。その分、時間を短縮できたというわけだ」
「そうすると、ずいぶん時間を短縮できるのね!」
一見遠回りのようにも思えるけれど、大陸の東側にある海は、冬でも凪(な)いでいることが多いらしい。ヤエコ達が船に乗ってミナホ国から来たというのも、凪いでいるからこそ可能だったことだ。
「俺も考えていなかったな。陸を行くのは大変だろうと思っていたが……そうか、海か」
リヒャルトも素直に感心した。リヒャルトならばどうするだろう。少数精鋭で一気に駆け抜けることを選ぶだろうか。
「――それで、イローウェン国王に話をしようとしたら」
タケルはむっとしたような顔になって続けた。
「オストヴァルト帝国の皇太子との縁談が持ち上がっているから、すぐには答えられないと言われたとさ――船なら先にいけると思ったのに、どんな手を使ったんだよ」
むっとした様子のタケルと比べると、リヒャルトの方はまだ余裕があるようだ。