転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「あいにく、俺は皆で食卓を囲むというのは晩餐会以外経験がないからな。よくわからない」
「ああいうのじゃないんです。今度――」
はたして、これを口にするのが正しいことなのかどうか。一瞬迷ったけれど、口角を上げて続けた。
「今度、クィアトール宮にお茶にいらしてください。満月宮だと身構えちゃうでしょ?」
「ヴィオラ、どうした?」
ヴィオラがついてきていないことに気付いたらしいリヒャルトが、こちらを振り返って声をかけてきた。
「先に行っていてください、リヒャルト様。セドリック様とちょっとお話しているだけです」
セドリックと話し込んでいるヴィオラの方に戻ってこようとしたリヒャルトを、ヴィオラは制した。
たぶん、この会話を、セドリックは聞かれたくないのではないかという気がしたからだ。
「わかった」
リヒャルトはそう返したけれど、ヴィオラを残して行こうとはしなかった。少し離れたところから、こちらの様子を見守ってくれている。
「兄上も、変わったな」
「そうですか?」
「――やっぱり、君は魔法使いだよ、ヴィオラ。俺は、兄上が嫌いだった」
それはさっきも聞いた。だが、セドリックは、ヴィオラに同意は求めていなかったようだ。
「ああいうのじゃないんです。今度――」
はたして、これを口にするのが正しいことなのかどうか。一瞬迷ったけれど、口角を上げて続けた。
「今度、クィアトール宮にお茶にいらしてください。満月宮だと身構えちゃうでしょ?」
「ヴィオラ、どうした?」
ヴィオラがついてきていないことに気付いたらしいリヒャルトが、こちらを振り返って声をかけてきた。
「先に行っていてください、リヒャルト様。セドリック様とちょっとお話しているだけです」
セドリックと話し込んでいるヴィオラの方に戻ってこようとしたリヒャルトを、ヴィオラは制した。
たぶん、この会話を、セドリックは聞かれたくないのではないかという気がしたからだ。
「わかった」
リヒャルトはそう返したけれど、ヴィオラを残して行こうとはしなかった。少し離れたところから、こちらの様子を見守ってくれている。
「兄上も、変わったな」
「そうですか?」
「――やっぱり、君は魔法使いだよ、ヴィオラ。俺は、兄上が嫌いだった」
それはさっきも聞いた。だが、セドリックは、ヴィオラに同意は求めていなかったようだ。