転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「――裏切ったか」
そうつぶやいたのはタイシンだった。
ヴィオラには奇妙としか言えない動きをタイシンがしたかと思ったら、タイシンに接近しようとしていた騎士団員が勢いよく宙を舞う。
騎士団員が床にたたきつけられるのと同時に、タイシンは今投げ飛ばした男の剣を抜き取っていた。
「――抵抗するか!」
剣を抜こうとする騎士団員達の間を勢いよくすり抜けたタイシンは、扉から外へと飛び出した。
「――追え!」
リーダーらしき団員の声に、慌てて騎士団員達が後を追う。
「――なんで」
タケルが呆然とつぶやく。ヴィオラは、タケルの腕を引いた。
「タケル様、追いかけなくていいんですか?」
まだタケルは、頭がついてきていないようだ。そんなタケルを半分引きずるみたいにして、ヴィオラも扉から外に出る。
そして、扉を出たところで思いがけない光景を目の当たりにした。
(……リヒャルト様!)
リヒャルトの姿を認めても、声に出すことができない。騎士団員達が、じりじりとタイシンに迫っている。
剣を奪ったタイシンの前方に立ちふさがっている団員もいるものの、囲んでいるだけ。タイシンは囲いの中央に立ち、剣を構えたまま動こうとしない。
そうつぶやいたのはタイシンだった。
ヴィオラには奇妙としか言えない動きをタイシンがしたかと思ったら、タイシンに接近しようとしていた騎士団員が勢いよく宙を舞う。
騎士団員が床にたたきつけられるのと同時に、タイシンは今投げ飛ばした男の剣を抜き取っていた。
「――抵抗するか!」
剣を抜こうとする騎士団員達の間を勢いよくすり抜けたタイシンは、扉から外へと飛び出した。
「――追え!」
リーダーらしき団員の声に、慌てて騎士団員達が後を追う。
「――なんで」
タケルが呆然とつぶやく。ヴィオラは、タケルの腕を引いた。
「タケル様、追いかけなくていいんですか?」
まだタケルは、頭がついてきていないようだ。そんなタケルを半分引きずるみたいにして、ヴィオラも扉から外に出る。
そして、扉を出たところで思いがけない光景を目の当たりにした。
(……リヒャルト様!)
リヒャルトの姿を認めても、声に出すことができない。騎士団員達が、じりじりとタイシンに迫っている。
剣を奪ったタイシンの前方に立ちふさがっている団員もいるものの、囲んでいるだけ。タイシンは囲いの中央に立ち、剣を構えたまま動こうとしない。