転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
(……リヒャルト様!)
リヒャルトの姿を認めても、声に出すことができない。騎士団員達が、じりじりとタイシンに迫っている。
剣を奪ったタイシンの前方に立ちふさがっている団員もいるものの、囲んでいるだけ。タイシンは囲いの中央に立ち、剣を構えたまま動こうとしない。
「……どうして誰も取り押さえようとしないの?」
そうつぶやいたヴィオラの声を拾ったらしい騎士団員が、こちらには目もくれず肩越しに教えてくれた。
「構えだけ見てもとんでもなく強いですよ、ヴィオラ様。うかつにかかれば、死人が出ます」
タイシンは強いとタケルから聞いていたが、そこまで強いのか。ヴィオラには剣の腕がどれほどのものなのか、構えを見ただけではわからない。だが、騎士団員達がうかつに動けないというところを見ると、そうとうの腕の持ち主なのだろう。
「――組む相手を間違えたな、タイシン。ラファエラ妃の使用人達が証拠を残していたぞ」
最初に動いたのは、リヒャルトだった。タイシンを逃すまいとしているように、彼の前に立ちふさがる。
タイシンが抜いたまま持っていた剣を勢いよく上段から振り下ろした。リヒャルトの剣ががちりとそれを受け止める。
だが、タイシンの方が力が強いようだ。受け止めたままの姿勢から、リヒャルトは動くことができないでいるようだ。
リヒャルトの姿を認めても、声に出すことができない。騎士団員達が、じりじりとタイシンに迫っている。
剣を奪ったタイシンの前方に立ちふさがっている団員もいるものの、囲んでいるだけ。タイシンは囲いの中央に立ち、剣を構えたまま動こうとしない。
「……どうして誰も取り押さえようとしないの?」
そうつぶやいたヴィオラの声を拾ったらしい騎士団員が、こちらには目もくれず肩越しに教えてくれた。
「構えだけ見てもとんでもなく強いですよ、ヴィオラ様。うかつにかかれば、死人が出ます」
タイシンは強いとタケルから聞いていたが、そこまで強いのか。ヴィオラには剣の腕がどれほどのものなのか、構えを見ただけではわからない。だが、騎士団員達がうかつに動けないというところを見ると、そうとうの腕の持ち主なのだろう。
「――組む相手を間違えたな、タイシン。ラファエラ妃の使用人達が証拠を残していたぞ」
最初に動いたのは、リヒャルトだった。タイシンを逃すまいとしているように、彼の前に立ちふさがる。
タイシンが抜いたまま持っていた剣を勢いよく上段から振り下ろした。リヒャルトの剣ががちりとそれを受け止める。
だが、タイシンの方が力が強いようだ。受け止めたままの姿勢から、リヒャルトは動くことができないでいるようだ。