転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
皇宮騎士団の扱いについては、リヒャルトの手の及ばないところだ。
だが、皇帝に直訴したことにより、タイシンがとらえられた翌日に、直接話をする機会が設けられた。
帝国外の人間ということもあり、また、実際に機密を盗む前に掴まったので、処刑までは行われないという。ヤエコの望み通り、ミナホ国へ送り返されるだけですみそうだ。
皇宮騎士団の居住棟にある一室。そこがタイシンとの対面の場として使われることになった。
(……なんで、私もここにいるのかしら)
本来なら、ヴィオラは完全な部外者のはずだ。
だが、ヤエコは同席を求めた。タケルの同席は必要ないと却下したにも関わらず、だ。
(ヤエコ様は、何を考えて私を同席させたんだろう……)
それがわからないから、怖い。リヒャルトの後ろに半分隠れるようにして、こわごわとヤエコとタイシンを見守っているという、なんとも奇妙な状況だ。
「さて、タイシン。なんでこんなことになっているか、きっちり話はしてもらえるんだろうね?」
「申し訳ございません、ヤエコ様」
捕らえられてまだ一日だからか、タイシンはさほど疲れた様子は見せていなかった。ヤエコの方に向けた視線は静かなものだ。
落ち着き払ったその様子に、側で見ているヴィオラの方が落ち着かなくなってくる。
だが、皇帝に直訴したことにより、タイシンがとらえられた翌日に、直接話をする機会が設けられた。
帝国外の人間ということもあり、また、実際に機密を盗む前に掴まったので、処刑までは行われないという。ヤエコの望み通り、ミナホ国へ送り返されるだけですみそうだ。
皇宮騎士団の居住棟にある一室。そこがタイシンとの対面の場として使われることになった。
(……なんで、私もここにいるのかしら)
本来なら、ヴィオラは完全な部外者のはずだ。
だが、ヤエコは同席を求めた。タケルの同席は必要ないと却下したにも関わらず、だ。
(ヤエコ様は、何を考えて私を同席させたんだろう……)
それがわからないから、怖い。リヒャルトの後ろに半分隠れるようにして、こわごわとヤエコとタイシンを見守っているという、なんとも奇妙な状況だ。
「さて、タイシン。なんでこんなことになっているか、きっちり話はしてもらえるんだろうね?」
「申し訳ございません、ヤエコ様」
捕らえられてまだ一日だからか、タイシンはさほど疲れた様子は見せていなかった。ヤエコの方に向けた視線は静かなものだ。
落ち着き払ったその様子に、側で見ているヴィオラの方が落ち着かなくなってくる。