転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「我々には、稀人を保護するという目的があるのを忘れたのか」
「ですが、稀人などもう何百年も姿を見せていないではないですか! そのようなもののために――」
どうやら、ヤエコとタイシンの間で、稀人の存在について大きな誤解が生じているらしい。
たしかに、めったに現れる存在でもないだろうからとのんびり構えていたヴィオラを、ヤエコは前へと引っ張り出した。
「ここにいるんだよ、稀人が!」
「ミナホ国の事情に、多少詳しいだけの娘ではありませんか!」
「初代国王の日記を読み解き、百人一首の存在を知っているんだぞ――」
百人一首の存在という言葉に、タイシンはちらりとヴィオラを見上げる。それから肩をすくめた。
「ですが、この娘は我々とは姿が違う。それに――この国で幸せに暮らしているではありませんか。それを、愛する人達から引き離して、ミナホ国に連れていくのが幸せだと?」
タイシンの言葉に、ヤエコはぐっと詰まった表情になった。
(というか、やっぱりヤエコ様の中で、私、稀人として決定してたってわけね……!)
他の世界から来たという意味では正しいのかもしれないけれど。
それに、前世の記憶を持って生まれてきたのも否定しないけれど。
「ですが、稀人などもう何百年も姿を見せていないではないですか! そのようなもののために――」
どうやら、ヤエコとタイシンの間で、稀人の存在について大きな誤解が生じているらしい。
たしかに、めったに現れる存在でもないだろうからとのんびり構えていたヴィオラを、ヤエコは前へと引っ張り出した。
「ここにいるんだよ、稀人が!」
「ミナホ国の事情に、多少詳しいだけの娘ではありませんか!」
「初代国王の日記を読み解き、百人一首の存在を知っているんだぞ――」
百人一首の存在という言葉に、タイシンはちらりとヴィオラを見上げる。それから肩をすくめた。
「ですが、この娘は我々とは姿が違う。それに――この国で幸せに暮らしているではありませんか。それを、愛する人達から引き離して、ミナホ国に連れていくのが幸せだと?」
タイシンの言葉に、ヤエコはぐっと詰まった表情になった。
(というか、やっぱりヤエコ様の中で、私、稀人として決定してたってわけね……!)
他の世界から来たという意味では正しいのかもしれないけれど。
それに、前世の記憶を持って生まれてきたのも否定しないけれど。