転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
ヴィオラは『ヴィオラ』であって、すでに『咲綾』ではない。デンジロウのままこの世界に来たデンジロウとは、同じではないだろう。
「では、聞く。二度目の放火は?」
「自分の身に調査が及ぶことを恐れたラファエラ妃が、ジャニス妃に罪をなすりつけようとしたものかと思われます――その証拠に、二度目の放火で火を放ったのは一人だった」
タイシンが協力した時には、ラファエラ妃から手の者を借り、同時に複数個所に火をつけたそうだ。そうすることによって、反対派は大きな力を持っていると思わせ、ミナホ国の人達の気持ちを砕こうとした。
だが、ヴィオラがかけつけ、即座に故郷の味に限りなく近い料理を出したこと。リヒャルトが迷うことなく皇宮の建物を提供したこと。
何より、ヤエコが皇妃を信じ、親しくしていたことから、彼らは臆病風に吹かれたりなんかしなかった。すぐにミナホ人居住区を復興しようとしたために、ラファエラ妃は焦ったのだろう。
だが、いずれにしてもタイシンは証拠までは持っていない。ラファエラ妃を追及するには、まだまだ証拠が必要だ。
「私は、ヤエコ様とタケル様をお守りしたかっただけだ」
「気持ちは、わからなくもないがね――機密を持ち出そうとしたのはいただけないね」
「では、聞く。二度目の放火は?」
「自分の身に調査が及ぶことを恐れたラファエラ妃が、ジャニス妃に罪をなすりつけようとしたものかと思われます――その証拠に、二度目の放火で火を放ったのは一人だった」
タイシンが協力した時には、ラファエラ妃から手の者を借り、同時に複数個所に火をつけたそうだ。そうすることによって、反対派は大きな力を持っていると思わせ、ミナホ国の人達の気持ちを砕こうとした。
だが、ヴィオラがかけつけ、即座に故郷の味に限りなく近い料理を出したこと。リヒャルトが迷うことなく皇宮の建物を提供したこと。
何より、ヤエコが皇妃を信じ、親しくしていたことから、彼らは臆病風に吹かれたりなんかしなかった。すぐにミナホ人居住区を復興しようとしたために、ラファエラ妃は焦ったのだろう。
だが、いずれにしてもタイシンは証拠までは持っていない。ラファエラ妃を追及するには、まだまだ証拠が必要だ。
「私は、ヤエコ様とタケル様をお守りしたかっただけだ」
「気持ちは、わからなくもないがね――機密を持ち出そうとしたのはいただけないね」