転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「どのお料理も、おいしいですねぇ……特に、この揚げた小魚を甘酢につけたもの」
満足しているヴィオラは、素直な感想を述べる。
(ニイファも参加できればよかったのに)
ニイファは、甘酢を使った料理が好きなようだ。それに、こんなに美しい盛り付けを見たら、きっと彼女も目を輝かせたはずだ。ニイファにも食べさせてあげたかった。
「――まだ、厨房にあるだろう。持って帰ればいい。いいだろ、母上」
タケルが素早くヤエコに話をしてくれる。
「こんなものが気に入ったのか? それなら、持ち帰れるように手配しよう。身体が小さいから食べきれないと思っていたが、ヴィオラはよく食べるな」
ヤエコもヴィオラの食べっぷりには驚いたようだ。
今の言葉の通り、ヴィオラは体格の割によく食べる方だ。きっと、自分が好ましいと思う人と食卓を囲む機会が増えたからだろう。
「わあ、ありがとうございます。タケル様も、ありがとうございます。ニイファ――あ、私の侍女なんですけど、このお料理、きっと好きだと思うんです」
タケルの方にも向き直って、改めてお礼を言う。タケルは満足そうにうなずいた。
「他の料理も詰めてやってくれ。ヴィオラの侍女なら、ミナホ国の味もわかるだろう」
ヤエコに呼ばれた使用人が、命令を受けて下がっていくのに向けてタケルは付け足す。
(……ん?)
お重に用意されていた料理がある程度片付いたところで、ヴィオラはどこかからとても懐かしい香りがするのに気がついた。
満足しているヴィオラは、素直な感想を述べる。
(ニイファも参加できればよかったのに)
ニイファは、甘酢を使った料理が好きなようだ。それに、こんなに美しい盛り付けを見たら、きっと彼女も目を輝かせたはずだ。ニイファにも食べさせてあげたかった。
「――まだ、厨房にあるだろう。持って帰ればいい。いいだろ、母上」
タケルが素早くヤエコに話をしてくれる。
「こんなものが気に入ったのか? それなら、持ち帰れるように手配しよう。身体が小さいから食べきれないと思っていたが、ヴィオラはよく食べるな」
ヤエコもヴィオラの食べっぷりには驚いたようだ。
今の言葉の通り、ヴィオラは体格の割によく食べる方だ。きっと、自分が好ましいと思う人と食卓を囲む機会が増えたからだろう。
「わあ、ありがとうございます。タケル様も、ありがとうございます。ニイファ――あ、私の侍女なんですけど、このお料理、きっと好きだと思うんです」
タケルの方にも向き直って、改めてお礼を言う。タケルは満足そうにうなずいた。
「他の料理も詰めてやってくれ。ヴィオラの侍女なら、ミナホ国の味もわかるだろう」
ヤエコに呼ばれた使用人が、命令を受けて下がっていくのに向けてタケルは付け足す。
(……ん?)
お重に用意されていた料理がある程度片付いたところで、ヴィオラはどこかからとても懐かしい香りがするのに気がついた。