転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
そんな皇妃とヤエコのやりとりを聞きながら、ヴィオラは銀のスプーンで、銀の皿に盛りつけられたカレーを口に運ぶ。
今、ヴィオラが食べたのは、父が作っていたカレーライスによく似ていた。
「ヤエコ様、とてもおいしいです」
「ピリッとしているな。刺激的で、複雑な味だ。……母上、どうかしましたか?」
一口食べたリヒャルトは、皇妃がスプーンを手にしたまま固まっていることに気が付いたようだ。
「いえ、とてもおいしくて……我が国にも香辛料を使ったお料理はあるけれど、この味は初めてね」
「我が国の初代国王デンジロウは、私達の国に、さまざまな恩恵をもたらしてくれたお方でね。違う世界からやってきた"稀人"、神の御使いともいわれているんだ」
(……ひょっとして)
目の前の皿をにらみつけてヴィオラは考え込んだ。
もしかしたら、デンジロウという人は、ヴィオラと同じように、この世界に生まれ変わった人ではないだろうか。
この国は、ヴィオラが生きていた世界より、少し発展が遅れていると思う。
もし、ミナホ国の初代国王であるデンジロウが、ヴィオラと同じように別の世界からこの世界に生まれ変わった人だったとしたら、さまざまな恩恵をミナホ国にもたらすことができただろう。
(……なんて、偶然よね、きっと)
カレーの調合なんて、少し知識のある人が工夫すればたどり着きそうな気もする。
今、ヴィオラが食べたのは、父が作っていたカレーライスによく似ていた。
「ヤエコ様、とてもおいしいです」
「ピリッとしているな。刺激的で、複雑な味だ。……母上、どうかしましたか?」
一口食べたリヒャルトは、皇妃がスプーンを手にしたまま固まっていることに気が付いたようだ。
「いえ、とてもおいしくて……我が国にも香辛料を使ったお料理はあるけれど、この味は初めてね」
「我が国の初代国王デンジロウは、私達の国に、さまざまな恩恵をもたらしてくれたお方でね。違う世界からやってきた"稀人"、神の御使いともいわれているんだ」
(……ひょっとして)
目の前の皿をにらみつけてヴィオラは考え込んだ。
もしかしたら、デンジロウという人は、ヴィオラと同じように、この世界に生まれ変わった人ではないだろうか。
この国は、ヴィオラが生きていた世界より、少し発展が遅れていると思う。
もし、ミナホ国の初代国王であるデンジロウが、ヴィオラと同じように別の世界からこの世界に生まれ変わった人だったとしたら、さまざまな恩恵をミナホ国にもたらすことができただろう。
(……なんて、偶然よね、きっと)
カレーの調合なんて、少し知識のある人が工夫すればたどり着きそうな気もする。