転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
ヤエコがヴィオラを新月宮に呼び出したのは、火事から三日後のことだった。避難してきたミナホ国の人達も、ようやく少しだけ落ち着いてきたようだ。
「ヴィオラ、この間はいろいろとありがとう」
「いえ、私は……炊き出しをしましょうって言っただけなので、たいしたことはしていないです」
「それでもだよ。ヴィオラがああ言ってくれなかったら、空腹を満たさなければならないと気づくのがもう少し遅れただろうからな。それに、ミナホ国の食事に近いものを作ってくれたこともありがたかった」
「……そんなこと」
とっさに用意できたのは、塩むすびと具だくさんの豚汁だけ。たいしたことはしていない。
「それでね、君にこれをあげようと思うんだ。礼として受け取ってほしい」
「あ、でも……」
差し出されたのは、金のフレームに大きな真珠のはめ込まれたペンダントヘッドに、小粒ながらも品質のよい真珠を連ねた立派な首飾りだった。ヴィオラが身に着けるにはまだ早すぎる。
この間贈られた髪飾りはさほど高価な品でないとヤエコも言っていたので安心してつけられたけれど、これだけ大粒の真珠となると一財産だ。小粒の真珠もすばらしく美しく、こちらだけでもかなり高価な品と思われた。
「私、何もしてないからいただけません」
「ヴィオラ、この間はいろいろとありがとう」
「いえ、私は……炊き出しをしましょうって言っただけなので、たいしたことはしていないです」
「それでもだよ。ヴィオラがああ言ってくれなかったら、空腹を満たさなければならないと気づくのがもう少し遅れただろうからな。それに、ミナホ国の食事に近いものを作ってくれたこともありがたかった」
「……そんなこと」
とっさに用意できたのは、塩むすびと具だくさんの豚汁だけ。たいしたことはしていない。
「それでね、君にこれをあげようと思うんだ。礼として受け取ってほしい」
「あ、でも……」
差し出されたのは、金のフレームに大きな真珠のはめ込まれたペンダントヘッドに、小粒ながらも品質のよい真珠を連ねた立派な首飾りだった。ヴィオラが身に着けるにはまだ早すぎる。
この間贈られた髪飾りはさほど高価な品でないとヤエコも言っていたので安心してつけられたけれど、これだけ大粒の真珠となると一財産だ。小粒の真珠もすばらしく美しく、こちらだけでもかなり高価な品と思われた。
「私、何もしてないからいただけません」