転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「しかし、父上の許可も得なければ」
今まで黙ってこの場にいたリヒャルトの口から、最初に出てきた言葉がそれだった。
「私からお話はしてあります」
「皇妃様、いつの間に……!」
またもやヴィオラは裏返った声を上げた。
皇妃から皇帝に、何か願い事をしたという例は今までほとんどなかったはずなのに、いつの間に、皇帝にそんな話を持ちかけたのだろう。
「父上は、なんと? 勝手に決めたわけではないですよね」
リヒャルトは、ヴィオラより落ち着きを取り戻すのは早かった。
「『否定する理由はない』とのお言葉でした」
皇帝の本意は、全面的に賛成というわけではなさそうだ。今のリヒャルトならば、もっといい縁談を結ぶことができると考えていたのだろう。
一国の王女であるとはいえ、ヴィオラの国の規模では、オストヴァルト帝国の皇妃になるなんて、身の程知らず。ある意味、玉の輿と言えばいいのだろうが、そんなの落ち着かなすぎる。
(それに、これってリヒャルト様に負担をかけるってことじゃないの……!)
今まで空席だったリヒャルトの婚約者という地位にヴィオラを押し込もうというのだから、強引にもほどがあると思った。
「父上が、そうおっしゃるのでしたら――俺に反対する理由はありません」
しかもリヒャルトが、あっさりと皇妃の言葉を受け入れる。
今まで黙ってこの場にいたリヒャルトの口から、最初に出てきた言葉がそれだった。
「私からお話はしてあります」
「皇妃様、いつの間に……!」
またもやヴィオラは裏返った声を上げた。
皇妃から皇帝に、何か願い事をしたという例は今までほとんどなかったはずなのに、いつの間に、皇帝にそんな話を持ちかけたのだろう。
「父上は、なんと? 勝手に決めたわけではないですよね」
リヒャルトは、ヴィオラより落ち着きを取り戻すのは早かった。
「『否定する理由はない』とのお言葉でした」
皇帝の本意は、全面的に賛成というわけではなさそうだ。今のリヒャルトならば、もっといい縁談を結ぶことができると考えていたのだろう。
一国の王女であるとはいえ、ヴィオラの国の規模では、オストヴァルト帝国の皇妃になるなんて、身の程知らず。ある意味、玉の輿と言えばいいのだろうが、そんなの落ち着かなすぎる。
(それに、これってリヒャルト様に負担をかけるってことじゃないの……!)
今まで空席だったリヒャルトの婚約者という地位にヴィオラを押し込もうというのだから、強引にもほどがあると思った。
「父上が、そうおっしゃるのでしたら――俺に反対する理由はありません」
しかもリヒャルトが、あっさりと皇妃の言葉を受け入れる。