『またね。』
何かにぶつかった…?
ーガチャ…
扉が開く。
輝はおでこに冷えピタを貼って真っ赤な顔をして出てきた。
「…え、鈴…?」
「来ちゃった…」
「ちょ、今散らかってるからちょっとまってて?」
…なんか悪いな…
大変な時に来ちゃったなあ…
中で輝が片付けている音がする。
ーガチャ…
「ケホッ…お待たせ。
僕風邪ひいてるけど…どうぞ。」
さっきはしてなかったマスク。
そして風邪ひいてるのに何故か開いてる窓。
換気扇も付けている。
「ちょ、輝寒くないの?」
「いや、鈴にうつさないように精一杯防御したらこうなった。」
輝はパーカーを羽織っていて少し震えている。
「…ケホッ…はい。
今ココアしかないんだけど…」
…それって冬の飲み物じゃ…
「ありがとう。
…あ、これ、お見舞い。」
輝にさっき買ってきたゼリー類を手渡す。
「これ、わざわざ買ってきてくれたの?」
「…いや、風邪ひいてるって言ってたから…」
「…ケホッ…ありがとう」
…輝が風邪ひくなんて珍しいな…
去年も同じクラスだったけど、1回も休んだことないのに…
「輝が風邪ひくなんて珍しいよね?」
「何年ぶりレベルで風邪引いた。」
…頑丈な体で…
パーカーの上からさらに布団を被ってココアを飲む輝。
…可愛い。
「あんまり無理しないで?」
「分かってるよ…ケホッ…」
「明日来れそう?」
「…分からない…」
輝は冷えピタが気持ち悪くなってきたのかペリペリ剥がして次の冷えピタを貼る。
既に飲み切ったココア。
輝も飲み切ったのか、テーブルに置かれていた。
「…これ、台所置いとくね?」
「…ケホッ…後でするからいいよ…?」
「いいからいいから。」
私はゼリー類を冷蔵庫に片付ける。
流しを見ると洗い物が沢山。
流しをお借りして洗い物を済ませる。
朝からの洗い物だったのか、かなり溜まっていた。
食洗機をかけて私は輝の所に戻る。
「輝、大丈夫?病院行った?」
「…行ってない…けど薬は飲んだ…」
真っ赤な輝の顔。
「私帰るからゆっくり寝てね?」
輝はのそっと起き上がって上着をはおる。
「何してるの?」
「…ケホッ…鈴送ってくの…」
そんなぼーっとした顔で…
「ダメだよ。
今日はお父さんもいるから大丈夫だから、ね?」
…なんかぐずる小さい子みたい。
「…じゃあ下まで送る…」
送ると言って聞かない輝…
「分かった、下までね?」
パーカーをしっかり羽織ってカタカタ震えながらも家から出る輝。
ーガチャ…
扉が開く。
輝はおでこに冷えピタを貼って真っ赤な顔をして出てきた。
「…え、鈴…?」
「来ちゃった…」
「ちょ、今散らかってるからちょっとまってて?」
…なんか悪いな…
大変な時に来ちゃったなあ…
中で輝が片付けている音がする。
ーガチャ…
「ケホッ…お待たせ。
僕風邪ひいてるけど…どうぞ。」
さっきはしてなかったマスク。
そして風邪ひいてるのに何故か開いてる窓。
換気扇も付けている。
「ちょ、輝寒くないの?」
「いや、鈴にうつさないように精一杯防御したらこうなった。」
輝はパーカーを羽織っていて少し震えている。
「…ケホッ…はい。
今ココアしかないんだけど…」
…それって冬の飲み物じゃ…
「ありがとう。
…あ、これ、お見舞い。」
輝にさっき買ってきたゼリー類を手渡す。
「これ、わざわざ買ってきてくれたの?」
「…いや、風邪ひいてるって言ってたから…」
「…ケホッ…ありがとう」
…輝が風邪ひくなんて珍しいな…
去年も同じクラスだったけど、1回も休んだことないのに…
「輝が風邪ひくなんて珍しいよね?」
「何年ぶりレベルで風邪引いた。」
…頑丈な体で…
パーカーの上からさらに布団を被ってココアを飲む輝。
…可愛い。
「あんまり無理しないで?」
「分かってるよ…ケホッ…」
「明日来れそう?」
「…分からない…」
輝は冷えピタが気持ち悪くなってきたのかペリペリ剥がして次の冷えピタを貼る。
既に飲み切ったココア。
輝も飲み切ったのか、テーブルに置かれていた。
「…これ、台所置いとくね?」
「…ケホッ…後でするからいいよ…?」
「いいからいいから。」
私はゼリー類を冷蔵庫に片付ける。
流しを見ると洗い物が沢山。
流しをお借りして洗い物を済ませる。
朝からの洗い物だったのか、かなり溜まっていた。
食洗機をかけて私は輝の所に戻る。
「輝、大丈夫?病院行った?」
「…行ってない…けど薬は飲んだ…」
真っ赤な輝の顔。
「私帰るからゆっくり寝てね?」
輝はのそっと起き上がって上着をはおる。
「何してるの?」
「…ケホッ…鈴送ってくの…」
そんなぼーっとした顔で…
「ダメだよ。
今日はお父さんもいるから大丈夫だから、ね?」
…なんかぐずる小さい子みたい。
「…じゃあ下まで送る…」
送ると言って聞かない輝…
「分かった、下までね?」
パーカーをしっかり羽織ってカタカタ震えながらも家から出る輝。