キミの溺愛は甘すぎる。



「そ、んなことしないでよ…!」
「わかってる、しないよ」


その言葉に安心したのも束の間。

ニヤリと優翔が悪そうな笑みを浮かべたかと思うと、突然耳元に顔を寄せてきて。


「鈴華の口から許しを貰えるまで、ね?」


含みのある言い方。
思わずビクッと体が震えてしまう。

反応したら負けだというのに、すでに手遅れである。


「やめ…っ」

力いっぱい優翔を押しのけようとしたけれど、まったく力が敵わない。


「鈴華、俺は誘いに乗ってるだけだよ」
「え……」

「今の鈴華にまんまとハマってる。
誰にも渡したくないから」


じっと私を見つめる瞳はどこか野性的で。

ドキッと胸が高鳴る。
初めて見るかもしれない優翔の表情。

< 145 / 226 >

この作品をシェア

pagetop