キミの溺愛は甘すぎる。
「そんなの、わからない…」
抵抗はせず、大人しく優翔に抱きしめられながらも。
私は不安を口にする。
「鈴華…?」
「絶対優翔が私から離れる……卒業したら遠くに行ってしまいそう」
それが怖い。
今でも十分優翔との距離は遠いというのに。
「不安?」
「うん…」
「でも俺の補佐になってくれるんじゃないの?」
「なれないよ、だって私は弱いしそれに…」
「俺のそばにはいたくない?」
「そ、それは違う…!」
慌てて否定する。
そういうことを言っているんじゃないのだ。
すると優翔が頭上でクスクス笑ってきて。
今のはわざと言ったのだということがわかった。
「……私ばっかり」
こんな好きになっていって。
ペースを乱されるのは。