欠けてるあなたが大好きです。
「津々留ー、あの2人、デキちゃってんのー?」
「咲雪ちゃんかわいいけど初恋まだでしょ。
誰かと恋人なってたら
いちごの天使、なんて呼ばれないだろうし。」
「ちぇ〜。
あ!じゃあ
咲雪ちゃんとデートしても誰も怒んない?」
「まぁそれは本人次第だな。」
聞こえなかったふりをして、
食べ終わったお皿をカウンター奥に持っていく。
初恋?
まだでなにか悪いですか!
仕方ないじゃん!
男の子とあんまり関わってこなかったんだし。
それこそLead Sに来るまで
イケメンとの縁もなかったんだから。
「あ、美冬ちゃんのシフトは
非公開にするからよろしく〜。」
つづるさんがみんなに向かって言う。
「非公開?」
「だって公開するとミユとか絶対避けるじゃん。」
「絶対に認めないからいいもん。」
「あのなぁ…。お前のためでもあるんだぞ?
もう少し交友関係を…。」
「ミユは同種か男しか要らない。」
男って…。
すごいなぁ。
むしろここまで堂々とできることに尊敬。
まぁミユさんのかわいさなら
貢がせることも簡単なんだろうけど。
「ってうわ。もう8時半なるじゃん。
彩陽、咲雪ちゃん家まで乗せてったげて。」
「津々留は?帰らんの?」
「んー、こいつらに聞きたいことあるしいいや。
先寝といていーから。」
「おっけ〜。じゃあ咲雪ちゃん、
ドライブデートしよ♡」
「…いいんですか?」
「もちのろ〜んっ!」
「彩陽こー見えてちゃんとサイコだから。
スペック高いし、運転も得意だから。」
サイコパスはスペック高いものなのか。
確かに諒くんはなんでもできるイメージ。
お家帰ったらルーズリーフに書き足しておこう。