欠けてるあなたが大好きです。
「咲雪ちゃんおは〜!」
「おはよう…?」
彩陽さんはベッドに腰掛け、
ミユさんは大きな鏡の前で髪の毛をいじっていた。
「脱衣所とシャワー借りますね。」
朝着ていた服とタオルを持って脱衣所へ。
髪を洗って乾かす時間はないと判断して、
頭の高い位置でおだんごにして体だけさっと洗う。
さすがにプールの後だし洗っておきたかったんだ。
体を丁寧に拭いてから髪をほどき、指で軽くとかす。
えへへっ。
諒くんが髪を触ってくれたのを思い出してにやけ笑い。
服を着て脱衣所から出ると、
出てすぐのところに2人がいた。
「ごはん行くよ〜!
持ち物は…スマホだけかな?」
「わかったー!」
スマホを手に持って待っていてくれた2人の元へ。