同じ人を好きになるなんて
「りっくん?」
もう一度尋ねるとりっくんは誰にも言わないでと前置きをした。
「うん。誰にも言わないから聞かせて?」
「僕……本当は保育園やめたくなかった。まゆりお姉ちゃんと保育園に行きたかった」
りっくんが初めて私の前で涙を流した。
「りっくん」
私はしゃがんでりっくんの涙をハンカチで拭き取る。
するとりっくんは話を続けた。
「でも……ママと一緒にいたいのも本当なの。でも僕が近くにいるとママの仕事の邪魔になるかな?」
「邪魔だなんて思っていないわよ」
私は慌てて否定した。
それにりっくんには凛子さんが必要なはず。
「ねえまゆりお姉ちゃん」
「なあに?」
「パパが帰ってきたらママも寂しくないでしょ?そしたら僕戻ってきていい?」
「え?」
もう一度尋ねるとりっくんは誰にも言わないでと前置きをした。
「うん。誰にも言わないから聞かせて?」
「僕……本当は保育園やめたくなかった。まゆりお姉ちゃんと保育園に行きたかった」
りっくんが初めて私の前で涙を流した。
「りっくん」
私はしゃがんでりっくんの涙をハンカチで拭き取る。
するとりっくんは話を続けた。
「でも……ママと一緒にいたいのも本当なの。でも僕が近くにいるとママの仕事の邪魔になるかな?」
「邪魔だなんて思っていないわよ」
私は慌てて否定した。
それにりっくんには凛子さんが必要なはず。
「ねえまゆりお姉ちゃん」
「なあに?」
「パパが帰ってきたらママも寂しくないでしょ?そしたら僕戻ってきていい?」
「え?」