エリート外科医といいなり婚前同居

「ああ、きみを雇う条件か。そうだな……給与はきみの希望通りにするよ。さすがに、月百万とかは無理だけど」

「そそそんな! 私にも百万円レベルの家事はできませんので!」

両手を振って、そんな金額めっそうもない!と主張する。でも、冗談でもそんな金額が口をついて出るってことは、暁さんは本当にセレブなお医者様みたいだ。……部屋は、汚いけど。

なんて、ちょっと失礼なことを思っていた時だった。

「時間帯は……俺の不規則な生活に合わせられるよう、住み込みで働いてもらえる?」

思いもよらない条件を提示され、私は固まった。

「す、住み込み……ですか?」

「ああ。ここで俺と一緒に暮らして、家のことと……それから俺のこと、きちんと管理してほしい」

トン、と自分の胸に人差し指を置いてそう話す暁さんに、ドキッとしてしまう。

か、彼のことを管理……? 家政婦として家のことを管理するのはわかるけど、どうして彼本人のことまで……?

「あの……暁さんの管理というのは、具体的にどういう?」

まったくイメージが湧かないので尋ねると、彼はさっきまでパソコンに向かっていたスペースを振り返って説明しはじめた。


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