エリート外科医といいなり婚前同居
「し、失礼します……っ」
向かい合って彼の脚をまたぐようにして座れば、大きな手が耳のそばに差し込まれて、引き寄せられるままに唇を合わせた。
彼はちゅ、ちゅ、と音を立てながら、何度も私の唇を啄む。
久しぶりだ、こんなにたくさんキスするの……。その心地よさに浸りつつ、自然と彼の首の後ろにしがみつく。
キスは徐々に深くなり、絡み合う濡れた舌の感触に、頭がぼうっとしてくる。
「んぅ、ふ、礼央、さん……」
意味もなく彼の名を呼べば、吐息を荒くした彼がさらに激しいキスを仕掛けてきて、蕩けてしまいそう。
「……反則だろ、そんな顔するの」
「ふぇ……?」
「なんでもない」
一旦キスを止めた彼は、私の背中を支えたままでベッドに倒れ込み、仰向けになった私をとらえるように手首をつかみながら覆いかぶさった。
垂れ下がる前髪の隙間から色っぽい視線に見下ろされ、どうしようもないくらいに緊張している反面、もっと彼に触れてほしかった。