エリート外科医といいなり婚前同居

「好き……好きです、礼央、さん」

「ああ……俺もだよ……。千波が好きだ。二度と離さない」

そうして互いに愛をささやき合うと、私たちは互いにしがみつくようにして強く抱き合い、限界までのぼりつめた。

……好きな人とつながり合うのは、こんなに幸せなことなんだ。

なにも知らなかった頃の私はただただ恥ずかしい行為だとしか思っていなかったけれど、言葉じゃ語りつくせない部分を補い、お互いの愛を確かめ合える、そんな尊い行為なのだと彼に教えられた気がした。


すっかり日が暮れて部屋が闇に包まれても、私はなかなかベッドの中から抜け出せなかった。

一旦シャワーを浴びようと起き上がりかけたものの、礼央さんがそれを許してくれずに私の腕を引っ張って無理やりベッドに戻したのだ。

おまけに「まだ、こうして抱きしめさせてて」なんて甘えた声で言うものだから、抜け出すタイミングを失ってしまった。

心地よい彼の温もりとほどよい疲れが相まって、このまま眠ってしまいそう。


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