エリート外科医といいなり婚前同居

すると、枕に肘をついて頭を支えながら私を観察していた礼央さんが、私のまぶたがトロンとしてきたのに気づき、クスッと笑う。

「……眠い?」

「そう、ですね……でも、シャワー浴びないと……」

「いいよ。眠ったまま風呂場に連れてって、洗ってあげる」

「えっ! それはいいです! っていうかそんなことされたらさすがに起きますって!」

冗談なのか本気なのかわからない彼の妖しげな言葉に、一気に眠気が覚めて慌てる。

「……まぁそれは冗談だけど。今度一緒に入ろうな、風呂」

軽い調子で誘われるけれど、私は悩んでしまう。

だって私、今日が初体験だったんですよ? お風呂なんて明るすぎるし、色々と恥ずかしい展開になるに決まっている。

勝手に不埒な妄想を膨らませ黙り込んでいると、礼央さんはさらにこう続けた。



< 232 / 233 >

この作品をシェア

pagetop