雨宮社長の専属秘書は気苦労が絶えません
〇某ライブハウス (夕方)
若者の街・某谷にあるライブハウスにて、インディーズバンドのライブイベントがあると聞きつけた陽和は、変装(眼鏡・マスク・帽子)をして潜入している。
だが、バンドマンたちには思いっきり怪しまれており(望遠レンズを持っていたため)、なかなか目立っている。
――バック裏
バンドマンA「なぁ、あそこにいる女、めっちゃ怖くない?」
バンドマンB「うわっ、こええええな。誰かのストーカーじゃね?」
バンドマンA「もしかして、ユーキの女だったりして」
ユーキ「違うし」
バンドマンB「そういうや、ユーキ。今日、和奏ちゃんは?来ないの?」
ユーキ「バイトだって」
バンドマンA「和奏ちゃんも頑張るねぇ」
一方、客席にいる陽和は、次第に集まり始める観客の数に感心していた。
武道館ライブも夢じゃないと言ってた通り、人気はあるようだ。
だけど、人気があるからって良い人とは限らないし、モテる分、他に女がいるかもしれない(バンドマンに対する偏見)
陽和「(お姉ちゃんがしっかり見極めてあげるからね!)」
可愛い妹のために気合を入れたところで、隣にいた女性にぶつかってしまった。
お互いにすみません、と謝り目を合わせたところ――。
陽和「え? 愛花さん?」
愛花「あら、こんなところで奇遇ね」
陽和「どうしてここに」
愛花「それはこっちのセリフだけど。私はお気に入りの子が出演するって聞いたから応援にきたの」
陽和「お気に入りの子?」
愛花「ほら、あそこ」
愛花が指さす先、思いっきりパンクロックな格好をした男の子が立っている。
彼は愛花に気が付くと、ニカッと笑い手を振った。
若者の街・某谷にあるライブハウスにて、インディーズバンドのライブイベントがあると聞きつけた陽和は、変装(眼鏡・マスク・帽子)をして潜入している。
だが、バンドマンたちには思いっきり怪しまれており(望遠レンズを持っていたため)、なかなか目立っている。
――バック裏
バンドマンA「なぁ、あそこにいる女、めっちゃ怖くない?」
バンドマンB「うわっ、こええええな。誰かのストーカーじゃね?」
バンドマンA「もしかして、ユーキの女だったりして」
ユーキ「違うし」
バンドマンB「そういうや、ユーキ。今日、和奏ちゃんは?来ないの?」
ユーキ「バイトだって」
バンドマンA「和奏ちゃんも頑張るねぇ」
一方、客席にいる陽和は、次第に集まり始める観客の数に感心していた。
武道館ライブも夢じゃないと言ってた通り、人気はあるようだ。
だけど、人気があるからって良い人とは限らないし、モテる分、他に女がいるかもしれない(バンドマンに対する偏見)
陽和「(お姉ちゃんがしっかり見極めてあげるからね!)」
可愛い妹のために気合を入れたところで、隣にいた女性にぶつかってしまった。
お互いにすみません、と謝り目を合わせたところ――。
陽和「え? 愛花さん?」
愛花「あら、こんなところで奇遇ね」
陽和「どうしてここに」
愛花「それはこっちのセリフだけど。私はお気に入りの子が出演するって聞いたから応援にきたの」
陽和「お気に入りの子?」
愛花「ほら、あそこ」
愛花が指さす先、思いっきりパンクロックな格好をした男の子が立っている。
彼は愛花に気が付くと、ニカッと笑い手を振った。