大嫌い、だから恋人になる
散々泣いて、そのまま帰ろうとした。でも生徒会室にカバンを忘れてた。

スマホも入ってるし、明日にするわけにはいかないから、渋々生徒会室に戻った。

あれからもう何時間か経過してるから、部屋には誰もいないと思ってた。

でも明かりが点いていた。

もしかしたら秋山君が残ってるかもしれないって思った。もう全部話そうと思った。私一人だけこんな辛い思いするのは嫌だった。せめて私が嫌ってないってこと位は知って欲しかった。

「秋山君、話があるの」

私はそう言って扉を開けた。

でも中に居たのは秋山君じゃなくて春香さんだった。

「玲に何か話?」

春香さんはバカにするように言った。

「別に何でも無いです」

「まだ玲を諦められない?」
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