モンスターハンタールチフェル
 そしてアレックとルチナは始めに行った甲板へと向かった。

 護衛役として離れた所からラウスも付いて来る。

 甲板に着いたアレックとルチナは、あまり奥までは行かずに大体は海が見える所まで歩いて行って立ち止まった。

 船の向かう先には真っ赤に染まった夕焼け空が見えていてとても幻想的だった。

 水平線に沈んでいく夕日を、二人はじっと眺めていた。

「アレックは、不安じゃないの?」

 ルチナが先に話を切り出す。

「不安か、家を出てからずっと不安だな。母さんに真実を聞かされてからずっと不安の連続だ」

「そりゃあそうね、あたしもずっと小さい頃から不安抱えて、いつも影で一人ぼっちになって泣いてた」

「でも、俺はルチナに、みんなに会えて気持ちが少し軽くなった気がした。嬉しかった事とか、悲しかった事とか、一緒に分かち合える仲間がいたから俺は俺でいられたんだと思う」

「な、よくそんな恥ずかしいこと言えるわね… でもそれも一理あるわね。もしアレックに会えてなかったら、あたし今頃一人で泣き崩れてた」
< 154 / 645 >

この作品をシェア

pagetop