モンスターハンタールチフェル
「登録をする際、君たちにはハンターランクが付けられる。ハンターランクはその者の強さを表すもので、ギルドで依頼を任せる時の基準となるものだ」

「まぁ、あんたたちは滅龍士の称号は持っているものの、ランクはルーキー辺りだろうけどね。ランクが上がればより良い依頼を請ける事が出来るし、あたしみたいにリッチな生活も可能ってことよ!」

 シックルは少々気取り気味で三人に自慢をする。

「ところで泊まる部屋とかはどうなってるの?」

 レインは不安げにふとそんな質問をした。

「それなら大丈夫だ、ギルドの方で泊まる部屋は貸してくれる。部屋はハンターランクで変わってくるがな」

 ハンター各一人ずつギルドの方で準備してもらい、その街でハンターをやっている限りずっと借りていられるというサービスだった。

 だが、食事代などの生活費は全て自己負担となっているため、ギルドからの依頼を請けてお金を稼がなくてはならないのだ。

 部屋の良さはランクが上位に入っているほど、ギルドの方でそれに相応しい部屋を与えてくれるのだ。

 ルーキーやファイターなどの下位クラスのハンターにはみすぼらしい家畜のそれとあまり変わりないようなボロイ部屋しか貸してくれないが、上位クラスとなるとまた話は違ってくる。
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