強すぎる彼女と優しすぎる彼
そして結婚式当日。心配していた天気も最高のコンディションだった。

「おはよう」
「おはよう」
佳子と龍仁は幸せな朝を迎えて二人手をつなぎ結婚式の会場へ向かった。

お互いに身支度を済ませると新婦の控室に龍仁が入ってきた。
「きれいだな」
佳子の正面に立ち優しく笑う。
「龍仁もきまってるね」
「ありがと。佳子の両親も到着したみたいだぞ。さっき挨拶した。」
「龍仁の両親は?」
「うちはあと少しで着くらしい。」
「着いたら教えてね。私も挨拶しなきゃ。」
「わかった」
『コンコン』
「はい」
控室の扉がノックされて二人が返事をするとゆっくりと扉があいた。
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