加納欄の受難 シリーズ1 シーズン1
 そんな目線を泳がせているあたしに、師範が突然絡めていた指を放し、あたしの顎を軽く掴むと突然キスをしてこようとした。

「イヤ!」

 あたしは、すぐさま顔を横に向けた。

 師範から逃れようと、手にも力を入れ師範から逃れようとしたが、かなわなかった。



イヤッ・・・!!!!!



ハナレテッ!!!!!



あたしは、恨みのこもった顔で師範を睨んだが、蛇に睨まれた蛙のように、ただ師範を睨むだけで何もできないでいた。

そしてまた、師範の顔が近づいてきた。

「イヤッ!」

あたしは、また顔をそむけた。

「久しぶりに会ったんです。逃げることは許しませんよ」

師範はそういうと強引に、今度は力強くキスをしてきた。



イヤァ(>_<)!!



 あたしは、空いている左手で師範の右手首を掴んだがピクリとも動かなかった。

 逆に、喉のツボを押さえられ息が苦しくなり唇を開けて呼吸をした瞬間に師範の舌があたしの中へ入ってきた。

 ビクッ。

 となり、何も抵抗出来なくなってしまう。

 師範が喉を押さえていた手をはずし、指を絡めてきた。

 師範は唇にキスをするのをやめ、首筋に愛撫してきた。

「昔を思い出しますね」

「やめて下さいっ!」

 慌て首をすくめる。

 首筋はあたしの弱点だった。

 首筋に触れられると、ゾワゾワッとした気持ち悪い感触がきて、鳥肌が立ち、動けなくなるのだ。

 ましてや、今は師範の唇が首筋を這っていた。

「し、師範・・・。イヤです・・・やめて、下さい・・・」

 全身の鳥肌と格闘していた。

 師範の首筋の愛撫は続いていた。

「師範!お願い、します・・・。やめて、下さい・・・」

 師範は、首筋から唇を放すとあたしを見つめた。

 あたしは、ハァハァと息を乱した。

「相変わらず弱いですねここは・・・。克服しないと、付け込まれますよ」

 と、言ってあたしの顎から首のラインにそっと指をなぞる。

 ゾワゾワっと、嫌な感触が走る。

「触らないで下さい!」

「久しぶりに会ったんですよ。楽しもうじゃないですか」

 そういうと師範は突然スカートを腿の位置まで、たくしあげた。




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