加納欄の受難 シリーズ1 シーズン1
オンナ(-_-)?



「先輩?女って?」

 あたしは、後部座席から身を乗り出して2人の先輩を交互に見る。

 高遠先輩と大山先輩が一瞬舌打ちをした。

「大体、仁だって。あの女とどうなったんだよ。知らないうちに消えてただろ?」



ナ、ナンデスッテ!



お、大山先輩が(>_<)!

 

女と消えた!?



「ま、まさかとは思うんですけど、先輩達。私に宿直押し付けてナンパとか合コンしに出かけてた。なぁんてこと、してませんよね」

 あたしは、宿直じゃなかったのに、大山先輩に急用が出来た。と言われ、宿直を代わった日がある。

「馬鹿!」

 大山先輩が高遠先輩に小声でたしなめた。

「そう言えば大山先輩。高遠先輩と連絡取れなかった時に、まだシケコンデルのか。って言ってましたよねぇ」

 あたしの声のトーンが1オクターブ低くなる。

「そ、そんなこと。い、言ってねぇよ」

 逆に、大山先輩の声のトーンが高くなる。

「だいたい、大山先輩なんであの日遅刻したんです?」

 あたしの頭の中は、大山先輩が女性と親しげに会話をし、更には肩を抱き寄せて楽しげにお酒を飲んでる姿を勝手に想像し、1人で怒りにもえていた。

「ち、遅刻?な、何勘ぐってるんだよ。あ、朝から情報屋が、ネネネ・・・、ネタを仕入れてきたから、それを探りに行ってたって言ったろ?なっ、タカ」

 知るはずもない高遠先輩に応援を求める。



アヤシイ・・・(-.-)



「2人でナンパして、どこぞのホテルで寝坊したんじゃないんですか?」

「そ、そぉんなことするわけないだろぉ?な!な!?タカ」



・・・大山先輩、ウインクがぎこちないですよ(-.-)



「そ、そ。俺達が可愛い欄に仕事押し付けて、ナンパしに行くように見えるか?」



・・・行ったんじゃないんですか?高遠先輩(-.-)



「そぅですよねぇ。先輩達がまさか、ナンパ。だなんてぇ。あり得ないですよねぇ」

 あたしは、わざとらしくニッコリ笑いながら微笑みかけた。

「そぉそぉ」

 2人の先輩も笑いながら、首を縦に振った。

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