幼馴染との正しい距離感
……でも
「あの、早川君、今日は…「だめだよ」」
なんとなく
そのお誘いを受けるのは気が引けて
断ろうとした時
ぐいっと後ろから引き寄せられる。
「……こーくん」
言葉を遮って
私を抱き締めたのはこーくんだ。
どこからともなく現れたこーくんに
驚きながら、その顔を見上げる。
「悪いけど、僕が先約」
「……矢橋、先輩」
「後、つむぎちゃんは僕のだから」
そう言って
鋭い視線を早川君に向けるこーくん。
突き刺すような鋭い眼差しに
有無を言わせぬ空気感。
そんなこーくんに
圧倒された様子の早川君は
するりと私の手首から手を離した。
「行こう。つむぎちゃん」
そんな早川君に
満足したように、にっこり笑いかけると
こーくんは私の手を引いて、歩き出す。
「え、こーくんっ
えと、ごめんね早川君、またねっ!」
こーくんに手を引かれるがまま
呆然とその場に立ち尽くす早川君に
そう声をかけて
その後に続いた。
「あの、早川君、今日は…「だめだよ」」
なんとなく
そのお誘いを受けるのは気が引けて
断ろうとした時
ぐいっと後ろから引き寄せられる。
「……こーくん」
言葉を遮って
私を抱き締めたのはこーくんだ。
どこからともなく現れたこーくんに
驚きながら、その顔を見上げる。
「悪いけど、僕が先約」
「……矢橋、先輩」
「後、つむぎちゃんは僕のだから」
そう言って
鋭い視線を早川君に向けるこーくん。
突き刺すような鋭い眼差しに
有無を言わせぬ空気感。
そんなこーくんに
圧倒された様子の早川君は
するりと私の手首から手を離した。
「行こう。つむぎちゃん」
そんな早川君に
満足したように、にっこり笑いかけると
こーくんは私の手を引いて、歩き出す。
「え、こーくんっ
えと、ごめんね早川君、またねっ!」
こーくんに手を引かれるがまま
呆然とその場に立ち尽くす早川君に
そう声をかけて
その後に続いた。