幼馴染との正しい距離感
「多分、告白するつもりだったんじゃないかな」
「……私に?」
「そう」
「…」
……それは、困る。
好きだって気持ちはうれしい。
たくさんいる人の中から私を選んでくれた事も。
……けど
気持ちは受け取れないから。
だって、私が好きなのは
「……だから嫌なんだ
つむぎちゃんが他の男と絡むの」
言葉通り、嫌そうに呟くこーくん。
ちらりと見えた横顔も、嫌そうに歪んでいた。
「何回か話せば、関われば
つむぎちゃんの良さとか可愛さとか
他の男も気づいちゃうから」
「……そんなことないよ
こーくんの考えすぎだよ
私にそこまでの魅力はないし」
特別スタイルがいいわけでもない。
むしろ、どっちかといえば幼児体型だし。
身長も低いし。
顔だって、年齢よりも幼さを感じる顔つきだ。
お化粧で多少
ごまかしがきいているとしても
美人か可愛いかと言われたら
残念ながらそうじゃない。
「………はぁ
あのさ、つむぎちゃん」
前を歩いていたこーくんが
深々とため息をついた後
足を止め、振り返った。
「……私に?」
「そう」
「…」
……それは、困る。
好きだって気持ちはうれしい。
たくさんいる人の中から私を選んでくれた事も。
……けど
気持ちは受け取れないから。
だって、私が好きなのは
「……だから嫌なんだ
つむぎちゃんが他の男と絡むの」
言葉通り、嫌そうに呟くこーくん。
ちらりと見えた横顔も、嫌そうに歪んでいた。
「何回か話せば、関われば
つむぎちゃんの良さとか可愛さとか
他の男も気づいちゃうから」
「……そんなことないよ
こーくんの考えすぎだよ
私にそこまでの魅力はないし」
特別スタイルがいいわけでもない。
むしろ、どっちかといえば幼児体型だし。
身長も低いし。
顔だって、年齢よりも幼さを感じる顔つきだ。
お化粧で多少
ごまかしがきいているとしても
美人か可愛いかと言われたら
残念ながらそうじゃない。
「………はぁ
あのさ、つむぎちゃん」
前を歩いていたこーくんが
深々とため息をついた後
足を止め、振り返った。