二人を繋ぐ愛の歌
「改めて、今日からまたよろしくね」

「……何その新婚みたいな台詞」

何かを耐えるような陽人の声に顔を上に向けてみると、陽人は困ったように眉を下げてその目には確かな熱情を浮かべていた。

「時間は早いけど仕方ないか……」

「な、何が?」

「沙弓が煽ったんだし、責任とってもらおうかなって」

「あ、煽ってない!煽ってないからっ!
陽人、待って!持ち上げないでっ!!待ってってばっ!!」

沙弓の懇願も虚しく、陽人は易々と沙弓を抱き上げると勝手知ったると言うようにどこかに向かい始めた。

「本当、今までよく我慢したなぁ」

「陽人……ね、ねえ落ち着こう?まだお昼にもなってないよっ?」

「沙弓こそ落ち着きなよ。
今からそんなだと最後まで体力もたないよ?」

「何の体力……っ」

いやに妖艶に微笑む陽人に沙弓は言葉に詰まり、寝室についてからはせめてもの抵抗をしてみたのだが、ハルトからの甘い口撃にそんな沙弓の抵抗は早々に手放すはめになるのだった。
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