二人を繋ぐ愛の歌
「それでどうなのよ、愛しの彼との同棲生活は」
昼休みに珍しく自分で作った手作りの弁当を食べようとしていた時に出た質問に沙弓は手を止めた。
ニヤニヤとした表情で口に片手を当てて聞いてくる遥とこっちにカメラのレンズを向けている片手に握られたスマホを交互に見ると沙弓は深いため息をついた。
「……動画を撮るのを止めないと何も言わない」
「えー?じゃあボイスレコーダーでも……」
「遥とはもう何も話さないよ?」
ジロリと睨み付けるように見据えれば遥は、冗談よー。と苦笑しながらスマホをデスクの上に置いた。
ちゃんと沙弓にも見えるように待受画面になっているShineの画像を見せた後にロックする辺り誠意は見て取れたので、沙弓は最初に聞かれた質問に答えるべく口を開いた。
「あんまり変わらない所と変わった所があったかな……」
「何、その曖昧な答えは」
思っていた答えと違ったのか不満そうにしている遥に沙弓は、うーん……。と少し考える。
「遥も見てて知ってるだろうから分かるだろうけど、最近忙しすぎて全然帰って来れないのよ……。
それでも出来る限りは帰ってきてくれてるみたいなんだけど、実際はあまり会えてない……」
何を見てなのかはあえて言わなかったけれど遥は察してくれたようで、テレビの番組で見ない日は無いものねぇ。と呟いていた。
世間にアイドル界の頂点だと知らしめた今はテレビやコンサート、取材にモデルなど今までよりも一層忙しくなってしまったハルトとは出来る限りの連絡は取っても中々会えていない。
それは引っ越して正式に同棲しても変わらないことだった。
昼休みに珍しく自分で作った手作りの弁当を食べようとしていた時に出た質問に沙弓は手を止めた。
ニヤニヤとした表情で口に片手を当てて聞いてくる遥とこっちにカメラのレンズを向けている片手に握られたスマホを交互に見ると沙弓は深いため息をついた。
「……動画を撮るのを止めないと何も言わない」
「えー?じゃあボイスレコーダーでも……」
「遥とはもう何も話さないよ?」
ジロリと睨み付けるように見据えれば遥は、冗談よー。と苦笑しながらスマホをデスクの上に置いた。
ちゃんと沙弓にも見えるように待受画面になっているShineの画像を見せた後にロックする辺り誠意は見て取れたので、沙弓は最初に聞かれた質問に答えるべく口を開いた。
「あんまり変わらない所と変わった所があったかな……」
「何、その曖昧な答えは」
思っていた答えと違ったのか不満そうにしている遥に沙弓は、うーん……。と少し考える。
「遥も見てて知ってるだろうから分かるだろうけど、最近忙しすぎて全然帰って来れないのよ……。
それでも出来る限りは帰ってきてくれてるみたいなんだけど、実際はあまり会えてない……」
何を見てなのかはあえて言わなかったけれど遥は察してくれたようで、テレビの番組で見ない日は無いものねぇ。と呟いていた。
世間にアイドル界の頂点だと知らしめた今はテレビやコンサート、取材にモデルなど今までよりも一層忙しくなってしまったハルトとは出来る限りの連絡は取っても中々会えていない。
それは引っ越して正式に同棲しても変わらないことだった。