二人を繋ぐ愛の歌
「嶋川さん、何か違いが分かるんですか?」
「いえ、違いと言うほどのものでは……」
「何かShineとKaiserの違いを感じるものがあったんだよね?その意見を聞きたいんだけど?」
「意見と言うほどでもないですし……」
「でも、何か気付いたことがあるんでしょ?」
「気付いたと言うか……」
「お願い!どんな小さなことでも良いんです!教えてくださいっ!!」
堀原、朝陽、ハルトが身を乗り出して沙弓の意見を何としても聞き出そうとしている。
特にユウナは結婚がかかっているだけあって誰よりも真剣で必死で、両手を胸の前で組んでじっと見つめてきていた。
そんなユウナ達に根負けした沙弓は小さく息を吐いた。
「……本当に素人の、音楽をほとんど聴かない人間が感じたことですよ?」
そう前置きすると全員がしっかり頷いたのを確認し、そっと口を開いた。
「Kaiserとは……歌にこもってる想いの強さや種類が違うような気がしたんです」
「想い?」
「Shineの歌もちゃんと想いはこもってるんですよ?でもそれは、歌うのが好き、楽しい!という想いが強いように感じたんです。
それが聴く側にも感じられるからライブに来ていた人達もみんな一体となって楽しんでいるように見えたんですけどKaiserの歌は……」
その歌詞やメロディに感情がこもっていて、聴いている方も思わずその歌に感情移入してしまう。
恋愛に関する歌ならドキドキしたり、切ない歌なら胸が締め付けられて涙が出そうになったりと感情を激しく揺さぶられ、目を閉じればその歌の世界観に引き込まれてしまう……そんな感じがするのだった。
そう言いながら周りを見回すとそれぞれが真剣に何か考えているように黙りこんでしまい、沙弓は居心地が悪くなりつつも弁当に入っていた卵焼きを一口食べた。
「いえ、違いと言うほどのものでは……」
「何かShineとKaiserの違いを感じるものがあったんだよね?その意見を聞きたいんだけど?」
「意見と言うほどでもないですし……」
「でも、何か気付いたことがあるんでしょ?」
「気付いたと言うか……」
「お願い!どんな小さなことでも良いんです!教えてくださいっ!!」
堀原、朝陽、ハルトが身を乗り出して沙弓の意見を何としても聞き出そうとしている。
特にユウナは結婚がかかっているだけあって誰よりも真剣で必死で、両手を胸の前で組んでじっと見つめてきていた。
そんなユウナ達に根負けした沙弓は小さく息を吐いた。
「……本当に素人の、音楽をほとんど聴かない人間が感じたことですよ?」
そう前置きすると全員がしっかり頷いたのを確認し、そっと口を開いた。
「Kaiserとは……歌にこもってる想いの強さや種類が違うような気がしたんです」
「想い?」
「Shineの歌もちゃんと想いはこもってるんですよ?でもそれは、歌うのが好き、楽しい!という想いが強いように感じたんです。
それが聴く側にも感じられるからライブに来ていた人達もみんな一体となって楽しんでいるように見えたんですけどKaiserの歌は……」
その歌詞やメロディに感情がこもっていて、聴いている方も思わずその歌に感情移入してしまう。
恋愛に関する歌ならドキドキしたり、切ない歌なら胸が締め付けられて涙が出そうになったりと感情を激しく揺さぶられ、目を閉じればその歌の世界観に引き込まれてしまう……そんな感じがするのだった。
そう言いながら周りを見回すとそれぞれが真剣に何か考えているように黙りこんでしまい、沙弓は居心地が悪くなりつつも弁当に入っていた卵焼きを一口食べた。