冬の王子様の想い人
翌日、体調を大袈裟なくらいに心配してくれていた雪華といつも通り登校した。
もちろん楠本くんと梨乃も一緒だ。
雪華は昨日、大丈夫だと言い続ける私の意見を完全に無視して自宅前まで送り届けてくれた。
あいにく両親は仕事で留守で、挨拶ができない状況を残念そうにしていた。
なんの挨拶をするのかと念のため問うと、平然と結婚を前提にして付き合っている件、と言い放った。
とんでもない発言に目を丸くすると、当たり前だろ、と言い切られた。そのせいで急激に体温が上昇してしまい、さらに雪華を心配させてしまった。
昨夜は結局うまく寝付けず、狭いベッドの上で何度も寝返りをうった。
大好きな人と想いが通じて嬉しかったけれど、葉山さんが気になって仕方ない。
考えないようにしようと何度も言い聞かせたけれど、どうしても頭から離れなかった。
「ナナちゃん、雪華くん、おはよう」
二組の靴箱に向かうと正面から声をかけられた。まるで待ち伏せをしていたかのようなタイミングに思わず腰が引ける。
対する雪華は不機嫌そうに目を細め、私と絡めている自身の指にギュッと力を込めた。
もちろん楠本くんと梨乃も一緒だ。
雪華は昨日、大丈夫だと言い続ける私の意見を完全に無視して自宅前まで送り届けてくれた。
あいにく両親は仕事で留守で、挨拶ができない状況を残念そうにしていた。
なんの挨拶をするのかと念のため問うと、平然と結婚を前提にして付き合っている件、と言い放った。
とんでもない発言に目を丸くすると、当たり前だろ、と言い切られた。そのせいで急激に体温が上昇してしまい、さらに雪華を心配させてしまった。
昨夜は結局うまく寝付けず、狭いベッドの上で何度も寝返りをうった。
大好きな人と想いが通じて嬉しかったけれど、葉山さんが気になって仕方ない。
考えないようにしようと何度も言い聞かせたけれど、どうしても頭から離れなかった。
「ナナちゃん、雪華くん、おはよう」
二組の靴箱に向かうと正面から声をかけられた。まるで待ち伏せをしていたかのようなタイミングに思わず腰が引ける。
対する雪華は不機嫌そうに目を細め、私と絡めている自身の指にギュッと力を込めた。