冬の王子様の想い人
久しぶりにふたりきりで正門を出た時、スマートフォンが振動し、雪華からメッセージが届いた。
【帰宅したら連絡しろよ】
画面を横から覗き込んだ親友が片眉を上げる。
「やっぱりね。さすがは王子様、ぬかりないわ」
「……梨乃と買い物して帰るって返信するから」
考えた計画はこうだ。
まず、今日はふたりが再会した公園に行く。
雪華への言い訳は梨乃との買い物にした。
行き先も買い物の理由も梨乃と口裏を合わせてある。
今日の収穫にもよるけれど明後日くらいまではその公園をしらみつぶしに捜索するつもりで、言い訳も練ってある。
「とにかくあのふたりに見つからないように全力を尽くすの。あ、そう言えば今から行く公園って私がゆきちゃんに出会った公園と同じかも」
雪華に返信し終えて、スマートフォンを制バッグに入れた後、ふと気づいて呟く。
母と共に帰宅した日に公園の場所を教えてもらったのだ。
「ゆきちゃんって、ナナが小さい頃に出会った女の子?」
「そう、それがその子、男の子だったの!」
【帰宅したら連絡しろよ】
画面を横から覗き込んだ親友が片眉を上げる。
「やっぱりね。さすがは王子様、ぬかりないわ」
「……梨乃と買い物して帰るって返信するから」
考えた計画はこうだ。
まず、今日はふたりが再会した公園に行く。
雪華への言い訳は梨乃との買い物にした。
行き先も買い物の理由も梨乃と口裏を合わせてある。
今日の収穫にもよるけれど明後日くらいまではその公園をしらみつぶしに捜索するつもりで、言い訳も練ってある。
「とにかくあのふたりに見つからないように全力を尽くすの。あ、そう言えば今から行く公園って私がゆきちゃんに出会った公園と同じかも」
雪華に返信し終えて、スマートフォンを制バッグに入れた後、ふと気づいて呟く。
母と共に帰宅した日に公園の場所を教えてもらったのだ。
「ゆきちゃんって、ナナが小さい頃に出会った女の子?」
「そう、それがその子、男の子だったの!」