冬の王子様の想い人
先日母から聞いた話を並んで歩きながら伝える。
「へえ、じゃあもしかしたらナツさんを捜している途中でゆきちゃんも見つかるかもね?」
何気ない梨乃のひと言に瞬きをする。
「そっか、その可能性もあるんだ……!」
どうして今まで気づかなかったんだろう。
ナツさんの捜索ばかりに気をとられていてその可能性を考えもしなかった。
ゆきちゃんに会えるかもしれない……!
どんな男の子に成長しているだろう?
想像しただだけでワクワクする。
「でもその話、氷室くんには言わないほうがいいわよ? ゆきちゃんが男だったなんて知ったら嫉妬深い王子様の逆鱗に触れるから。ただでさえ今、内緒のミッション遂行中だし」
「喜んでくれると思うけど……?」
ナツさんが見つかったら私は複雑な想いをするだろうけど、雪華はきっと祝福してくれるだろう。
「……ナナ、違う意味でもう少し王子様の本性と気持ちを知ったほうがいいんじゃない?」
親友は胡乱な目で私を見つめながら言った。
「へえ、じゃあもしかしたらナツさんを捜している途中でゆきちゃんも見つかるかもね?」
何気ない梨乃のひと言に瞬きをする。
「そっか、その可能性もあるんだ……!」
どうして今まで気づかなかったんだろう。
ナツさんの捜索ばかりに気をとられていてその可能性を考えもしなかった。
ゆきちゃんに会えるかもしれない……!
どんな男の子に成長しているだろう?
想像しただだけでワクワクする。
「でもその話、氷室くんには言わないほうがいいわよ? ゆきちゃんが男だったなんて知ったら嫉妬深い王子様の逆鱗に触れるから。ただでさえ今、内緒のミッション遂行中だし」
「喜んでくれると思うけど……?」
ナツさんが見つかったら私は複雑な想いをするだろうけど、雪華はきっと祝福してくれるだろう。
「……ナナ、違う意味でもう少し王子様の本性と気持ちを知ったほうがいいんじゃない?」
親友は胡乱な目で私を見つめながら言った。