冬の王子様の想い人
「見覚えある?」
問われて力なく首を横に振る。
「ううん。ゆきちゃんに出会った公園ってもっと大きいと思っていたし、記憶が朧気だから」
「小さい頃の記憶ってそういうあやふやな部分がよくあるよね」
同意するように頷く。
自分自身の成長もあるけれど、都合の良い様に思い出を塗り替えてしまっている可能性もあって、記憶は酷く曖昧だ。
なんせゆきちゃんを女の子だと思っていたのだから。
「とりあえず居合わせている人たちに聞いてみよう」
遊具から少し離れた場所で子どもたちを見守っている数人の保護者らしき人がいる。
調べる、といっても具体的な段取りを決めていたわけではないし、私にできるのは当時を知る人を捜すくらいだ。
幸か不幸か、雪華はとても目立つ容姿をしているので、その特徴を逆手にとって尋ねてみようと思いついたのだ。
「運よく覚えてくれている人がいたらいいんだけどね」
「……ごめんね、ありがとう」
「いいわよ。その代わり私に恋する相手ができたらその時は全力で応援してよね?」
茶目っ気たっぷりに言う親友に心から賛成した。
「もちろん!」
問われて力なく首を横に振る。
「ううん。ゆきちゃんに出会った公園ってもっと大きいと思っていたし、記憶が朧気だから」
「小さい頃の記憶ってそういうあやふやな部分がよくあるよね」
同意するように頷く。
自分自身の成長もあるけれど、都合の良い様に思い出を塗り替えてしまっている可能性もあって、記憶は酷く曖昧だ。
なんせゆきちゃんを女の子だと思っていたのだから。
「とりあえず居合わせている人たちに聞いてみよう」
遊具から少し離れた場所で子どもたちを見守っている数人の保護者らしき人がいる。
調べる、といっても具体的な段取りを決めていたわけではないし、私にできるのは当時を知る人を捜すくらいだ。
幸か不幸か、雪華はとても目立つ容姿をしているので、その特徴を逆手にとって尋ねてみようと思いついたのだ。
「運よく覚えてくれている人がいたらいいんだけどね」
「……ごめんね、ありがとう」
「いいわよ。その代わり私に恋する相手ができたらその時は全力で応援してよね?」
茶目っ気たっぷりに言う親友に心から賛成した。
「もちろん!」