再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~

席に戻り、私はジンジャエールを頼んだ。
調子に乗ってビールをたくさん飲んでしまったけど、これ以上は控えないと。
運ばれてきたジンジャエールを飲み、ポテサラキムチを小皿に取って食べた。
うん、美味しい。
家でも作れるかな……なんて考えていたら隣にテツが座った。

「ちゃんと言うことを聞いてるんだな」

私が頼んだジンジャエールを飲みながら言う。

「ちょっと、勝手に飲まないでよ」

「いいだろ。確認のために飲んだだけだし」

悪びれる様子もなく目の前の唐揚げを頬張る。

「二人、仲がいいんだね」

そう声をかけてきたのは副社長。
さっきまでいろんなテーブルを回って話をしていたみたいだけど、いつの間にか元の位置に戻っていた。

「まぁな」

テツは鬱陶しそうにチラリと副社長を見て一言だけ答える。

「哲平から緑ちゃんの後任に、知り合いの女の子がいるんだけどって聞かされた時、マジで驚いたんだ。哲平ってこの顔だから女の子が放っておかないでしょ」

私に同意を求められても困るんだけど。

「おい、何が言いたいんだ」

「まぁまぁ、そんな怖い顔するなよ。で、哲平は言い寄ってくる女の子には見向きもしないし、全く興味を持たないから変な噂までたってね」

「クソ海里、やめろ」

低いトーンで絶対零度の眼差しを副社長に向けるテツ。
普段、見せない表情だ。
二人の間にピリピリとしたムードが漂っている。
いや、正確にはテツからだけだ。
< 115 / 153 >

この作品をシェア

pagetop