ママの手料理
まあお金の為だけど、と漏らす彼は、今どんな表情をしているのだろう。
「他のホストの人が本気で好きになったって言ってた常連客を見て、自分もその人を好きにならないかなって思ったし、本気で好きになろうとした」
皆と“同じ”になろうとして、頑張って無理に行動して、何となくその“好き”という感覚を覚えて、でも本当の“好き”とは違う。
あんなに明るくポジティブ思考の彼が、実は仕事場では人一倍悩んで考えて、人と同じになろうと行動しているなんて誰が考えるだろうか。
「学校行ってた時は、別に好きでもないのに女の子と付き合ってデートとかしてさ。でも、良い感じの雰囲気になっても、俺はっ……好きになれなかった。性欲なんて全然解消されないしさ、……女の子の事を、恋愛対象として見れなかったっ……」
(あ、)
そう言えば、今日も銀ちゃんに性欲の解消がどうのこうのと聞かれていた時に大也は答えていた。
『いや出来るわけないでしょ』
と。
「信じられないよね。こんな事って、本当にあるんだって思った…。誰にも相談出来ないし、なのにあいつとは毎日の様に顔合わせて、その度にドキがムネムネして」
待て。
そこは、胸がドキドキだ。
「他のホストの人が本気で好きになったって言ってた常連客を見て、自分もその人を好きにならないかなって思ったし、本気で好きになろうとした」
皆と“同じ”になろうとして、頑張って無理に行動して、何となくその“好き”という感覚を覚えて、でも本当の“好き”とは違う。
あんなに明るくポジティブ思考の彼が、実は仕事場では人一倍悩んで考えて、人と同じになろうと行動しているなんて誰が考えるだろうか。
「学校行ってた時は、別に好きでもないのに女の子と付き合ってデートとかしてさ。でも、良い感じの雰囲気になっても、俺はっ……好きになれなかった。性欲なんて全然解消されないしさ、……女の子の事を、恋愛対象として見れなかったっ……」
(あ、)
そう言えば、今日も銀ちゃんに性欲の解消がどうのこうのと聞かれていた時に大也は答えていた。
『いや出来るわけないでしょ』
と。
「信じられないよね。こんな事って、本当にあるんだって思った…。誰にも相談出来ないし、なのにあいつとは毎日の様に顔合わせて、その度にドキがムネムネして」
待て。
そこは、胸がドキドキだ。