ママの手料理
「それと武器に関しては、いつものあれと銃を使おうと思う。もし武器貯蔵庫の武器が使えそうならそれも遠慮なく使って欲しい。もし私情でナイフだったり他の何かを持っていきたい人はそれを持って行っても構わない。但し、この間の大也みたいにバケツ一杯のワックスは持って行かない事」
(大也…何してるの、)
武器の話で皆の顔が真面目になる中不意に大也のおかしな話題が出て、私は笑いを必死で堪えた。
「うるさい、もうあんなの持って行かないよ!滑って転んで膝痛かったんだから…」
しかも、彼は自分で持って行ったワックスで滑った様だ。
何てアホなんだろう、聞いていて面白いと同時に呆れてくる。
「…僕は銃を使っていいですか?」
そんな中、右手をすっと上げて挙手した航海がリーダーに物騒過ぎる質問をして、
「当たり前でしょ、いちいち許可は取らないで」
と、彼に注意されていた。
話が物騒で怖くなっているけれど、段々決行の日が近づいてくるのが緊張と共に楽しみになってきている自分がいる。
「……おい、殺しは出来んのか」
そして、これまた物騒な質問を投げ掛けた琥珀に対しては、
「うん。航海と仁…壱もだけど、正当防衛での殺人があくまでも理想形だからね。…あと琥珀、くれぐれも無茶はしないように」
正当防衛という言葉を何度も繰り返しながら、彼は琥珀に念を押した。
(大也…何してるの、)
武器の話で皆の顔が真面目になる中不意に大也のおかしな話題が出て、私は笑いを必死で堪えた。
「うるさい、もうあんなの持って行かないよ!滑って転んで膝痛かったんだから…」
しかも、彼は自分で持って行ったワックスで滑った様だ。
何てアホなんだろう、聞いていて面白いと同時に呆れてくる。
「…僕は銃を使っていいですか?」
そんな中、右手をすっと上げて挙手した航海がリーダーに物騒過ぎる質問をして、
「当たり前でしょ、いちいち許可は取らないで」
と、彼に注意されていた。
話が物騒で怖くなっているけれど、段々決行の日が近づいてくるのが緊張と共に楽しみになってきている自分がいる。
「……おい、殺しは出来んのか」
そして、これまた物騒な質問を投げ掛けた琥珀に対しては、
「うん。航海と仁…壱もだけど、正当防衛での殺人があくまでも理想形だからね。…あと琥珀、くれぐれも無茶はしないように」
正当防衛という言葉を何度も繰り返しながら、彼は琥珀に念を押した。