永遠の呪縛〜キミヲ、ハナサナイ〜
ギルバートから、外の情報を教えてもらったことはない。私が誘拐されたことがニュースになっているのか、聞いたけど教えてもらえなかった。

食事は三食きっちり出て、暴力を振るわれたりなどはしない。甘いものや宝飾品を与えられ、体を気遣われ、大切にされている。

それでも、私は自由になりたい。拘束されていたくない。

私は拳を強く握りしめた。



その日の夜、お風呂に入れられネグリジェに着替えさせられた後、ギルバートが言った。

「僕はこれから出かけなきゃいけないんだ。夜中に戻るよ」

「……そう」

いつも二人一緒に眠っている。こんなこと初めてだ。

電気が消され、私はベッドに横になる。ギルバートに抱きしめられていない体は軽い。

私はゆっくりと目を閉じた。

キイッという音で目を覚ます。扉が開いた音。ギルバートが帰ってきたようだ。

気にせずまた眠ろうとしていた私だったが、異変に気付いた。

ベッドに入ったギルバートは、私の体の上に乗った。私は目を開け、「何?」と震えた声を出す。嫌な予感がした。
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