永遠の呪縛〜キミヲ、ハナサナイ〜
「付き合っているんだし、そろそろしてもいいかなって」

そう言いながら、ギルバートはボタンを外していく。言葉の意味を理解した時、私は今までにないほど恐怖を感じた。

「嫌ッ!!付き合ってるって、あなたが無理やりここに閉じ込めたのに!」

そう言いながら、私は拘束から逃れようと暴れる。攻撃魔法の呪文も唱えた。しかし、ガチャガチャと拘束器具が音を立てるだけで何も変わらない。

私には、恋人などはいない。キスなんて今までしたことなどなかった。だからこそ、初めてのことは大切にしたかったのだ。

「暴れないで。優しくしてあげるから」

黒い笑顔でギルバートはそう言い、私に魔術をかける。その刹那、私の体の自由が利かなくなった。

「何をして……んんッ!」

混乱する私に、ギルバートはキスを繰り返す。息が続かず、私は咳き込んだ。

ギルバートが体に触れる。暴れたいが、私の体は自分の体ではないように大人しくギルバートを受け入れていた。
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