香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
女性は私の顔を見てなにやら交渉する。
え?え?
私、ここに売られちゃうの?
娼婦として〜!?
マズイよ、マズイよ。
私……処女なのに〜!
動揺する私の横で男が「金貨十枚」と値をあげる。
「じゃあ、八枚だ」
女性がフッと笑えば、男は「いいだろう」と取引を決める。
よくない!全然よくない!
私を売らないで〜!
男の手を振り払って逃げようとしたが、女主人に背後から服を掴まれた。
「もうあんたはうちの物だよ。勝手に逃げないでおくれ」
「無理です〜。私、ここで娼婦なんて出来ません〜!」手足をバタバタさせるが、女性にしっかりと掴まれていて逃げられない。
「無理でもなんでもやるんだよ。お前が女であれば問題ないさ」
ハハッと豪快に笑う彼女。
「本当に無理です〜!」
店内で騒ぐと、女主人に怒鳴られた。
< 136 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop