この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
どうやら本当に国王様の事を慕っている……訳ではなく、単純に女のライバルが増えたことに対するものらしい。……国王様、なんかかわいそうかもとは思ったけれど、側室多いらしいからね……。自業自得感もある。
ハイデマリー様のお茶会は三十代、下は二十になるかならないかという私と同世代位の少女まで様々だ。
ハイデマリー様は侍女に命じて、私の席を作ってくれた。
勿論、私の席は一番下座。ハイデマリー様は一番上座だ。人が多いので、地味に遠い。
用意された席につき、それぞれ侍女に注がれたお茶を飲むのもそこそこに、口を開く。私はお茶を飲んでいるフリをした。だって私、何の茶葉入ってるか匂いだけでは分からないし。
「陛下は最近後宮にいらして下さらなくて……」
「どうやら、王太子殿下の所のアーベル殿下に骨抜きだそうよ」
「まあ。でも仕方ないわね……、アーベル殿下は今が可愛い盛りでしょう?」
「そうですわね……。ああ、わたくしの所に赤ちゃんが来てくだされば陛下のご寵愛をいただけるかしら?」
国王様って最近後宮来ていないのか……、なんて思っていると、ハイデマリー様が窘めるように側室達の話を遮る。
ハイデマリー様のお茶会は三十代、下は二十になるかならないかという私と同世代位の少女まで様々だ。
ハイデマリー様は侍女に命じて、私の席を作ってくれた。
勿論、私の席は一番下座。ハイデマリー様は一番上座だ。人が多いので、地味に遠い。
用意された席につき、それぞれ侍女に注がれたお茶を飲むのもそこそこに、口を開く。私はお茶を飲んでいるフリをした。だって私、何の茶葉入ってるか匂いだけでは分からないし。
「陛下は最近後宮にいらして下さらなくて……」
「どうやら、王太子殿下の所のアーベル殿下に骨抜きだそうよ」
「まあ。でも仕方ないわね……、アーベル殿下は今が可愛い盛りでしょう?」
「そうですわね……。ああ、わたくしの所に赤ちゃんが来てくだされば陛下のご寵愛をいただけるかしら?」
国王様って最近後宮来ていないのか……、なんて思っていると、ハイデマリー様が窘めるように側室達の話を遮る。